筆者の草野(@lesslabo)です。
急に友達に、
「コロナ禍」っていうのは、「渦中」を略した物でしょ?何でもかんでも略すのは好きじゃないなぁ
なんて言われたのですが、本当に略した言葉なのかなと思って、調べてみました。
コロナ「禍」=「わざわい(災い)」
そもそもですが、コロナ「禍」は「しめすへん」であって、「渦中」は「さんずい」で部首が違いますね。多分、前出の友人Aがいった、「渦中」は別の意味である「事件のさなか」という意味の渦中のことを、この漢字と間違えたのでしょう。
前(スマホ?スマフォ?どちらが正しい?)の記事でも使用したNHK放送文化研究所さんの「コロナ渦」に関する記事は以下の通りです。
この記事の中には、「禍中」と言葉は出てこないですね。
国語辞典での表記は?
goo国語辞典による、「禍」の後に続く言葉としては、「禍根(わざわいの起こるもとや原因)」「禍災(災難)」「禍心(他人に災いを行わせようとする心)」など26単語あったのですが、「禍中」は辞典には載っていないようです。
Google検索では?
ただ、google検索で「禍中」を検索すると462,000件(9/17時点)もあり、個人ブログだけでなく、会社のWebや新聞社の記事などにも多く見られます。
Googleの検索トレンドを示した、データを調べてきましたが、「禍中」でのデータは無かったので、「禍」だけの過去1年のデータを調べてみました。2020年の2月後半くらいから。ほぼ無かった検索すうが、急に跳ね上がって、直近では毎日3~40件程度検索されているようですね。
結論「コロナ禍中」の略語が「コロナ禍」なのか?
個人的な結論なので、誤っているかも知れませんが、「禍中」という言葉は、「コロナ禍」が先に多く使用され、その結果「渦中」と同じ読みで使える「禍中」という言葉ができたのではないかと推測しました。
そのため、最近のトレンドとしては、「禍中」という言葉はある程度使われるようになってきたが、「コロナ禍」の略ではないということが結論になりそうです。
禍=わざわいと読みますが、対義語は「福」。早くコロナウィルス収束してほしいですね。
今回「禍(わざわい)」という、キーボードの左端しか打たない文字を多く使って、指がつりそうで、まさに「わざわい」でしたが、こうやって一つ記事ができたので、「転じて福となし」てくれたようです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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